膀胱がんの原因と症状、治療法の全体像

■喫煙はがんを誘発する

膀胱にできるがんは3種類に大別されますが、
そのうち最も多いのが、膀胱内側の組織層の細胞から
発生する移行上皮がんです。

危険因子としては喫煙が挙げられます。

このほか、特定の染料やゴム、塗料、繊維など、
工業用に使われる化学物質の中にも
がんを引き起こすものがありますが、
近年ではこうした物質にさらされる例は
少なくなってきています。

女性よりも男性に多く発症します。


■症状:血尿と排尿時の痛み

がんの徴候として、血尿があります。

血尿は、定期健診で行われる尿検査で検出される場合もあれば、
目で見て分かるほど赤くなることもあります。

排尿時の痛みや、頻尿、背中の痛みなどが出ることもあります。

膀胱がんの症状は、膀胱炎に似ています。

膀胱炎だと思って治療を受けても治らない場合には、
膀胱がんが疑われます。


■診断:まずは尿の細胞診

がんが疑われる場合には、
尿検査と尿の細胞診を行います。

細胞診は尿を顕微鏡で観察し、
異常な細胞がないか調べる検査です。

腎臓、尿管、膀胱をX線で撮影する静脈性腎盂造影、
超音波検査、CTスキャン、MRIなども行います。

これらの検査で異常が発見された場合には、
膀胱鏡(内視鏡)を尿道から膀胱に挿入して
膀胱内部を直接観察し、さらに患部から組織片を
採取して顕微鏡で調べます。


■治療法:深部まで浸潤すれば膀胱摘出

がんが膀胱内側の粘膜か、
粘膜の下の筋層の表面にとどまっている場合には、
膀胱鏡で観察しながら、
がんを取り除く手術を行います。

手術のあとで、化学療法を行って、
がんの再発を防ぎます。

筋層深部や膀胱壁を越えてがんが広がっている場合には、
膀胱の一部または全部を取り除く膀胱切除術を行います。

広がり具合によって、男性の場合は前立腺と精嚢、
女性の場合は子宮と卵巣、
膣の一部まで摘出する場合があります。

手術のほか、標準治療として放射線療法、
化学療法、患者自身の免疫力を活用する
生物学的療法も行われています。

なお、膀胱を摘出した場合には、
尿を体外に排出するための、
新しい通路をつくる手術(尿路変更術)が
必要になります。

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