がん診断における腫瘍マーカーの位置づけ

いまのところ、腫瘍マーカーは、
診断手段としての確実性はあまり高くありません。

しかし、たとえば前立腺特異抗原(PSA)のように、
がんが比較的初期でも大部分の患者が
陽性を示す腫瘍マーカーもあります。

PSAの問題は、他の前立腺の病気でも
高値を示すことですが、他の検査と組み合わせれば、
かなり高い確率で初期のがんを発見できます。

そのため、日本でも一部の自治体は、
血液中のPSAの測定を前立腺がんのスクリーニング検査
(がんの疑いのある人をふるい分ける検査)の
ひとつとして利用しています。

他方、膵臓がんや卵巣がんのように進行してから
発見されることの多いがんでは、
スクリーニング検査に利用できる腫瘍マーカーが
切実に求められています。

これらのがんは早期発見が治癒の決め手になります。

しかし、がんが進行するまで症状があまりないうえに
一般的な検診では発見が難しいのです。

膵臓がんにはDUPAN2やCA19-9、
卵巣がんにはCA125などの腫瘍マーカーがあるものの、
初期に陽性になることは比較的少ないといえます。

そこで、こうしたがんに対して、
初期でも陽性値を示す腫瘍マーカーを
探す努力が続けられています。

いまその候補として注目されているもののひとつが、
血液中に微量に存在するDNAです(遊離DNA)。
がん患者の体内を流れる血液には、
健康な人に比べて、相当量のDNAが
存在していることがわかっています。

これは、おそらくがん細胞が自殺(アポトーシス)し、
その結果、がん細胞のDNAが
血液中に放出されるためと見られています。

そこで、血液中のDNAを取り出し、
その中から腫瘍マーカーとなり得る
特徴的な遺伝子を見つける研究が進められています。

すでに、いくつかのがんで、
がんの早期に高い確率で存在する
特徴的な遺伝子が見つかっています。

とはいえ、まだ多くの場合、
検査には高度な技術が必要となり、
費用も高くつくようです。

将来、これらの面が改善されれば、
一般のがん検診にもスクリーニング検査として、
遺伝子の腫瘍マーカーが導入されることが期待できます。


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