食道がんのステージはどう決まるか?

がんの区別にはいろいろな方法がありますが、がんの進行度による区別もそのひとつです。進行度による分類(ステージ)にもいろいろありますが、日本ではがんが食道壁のどの程度の深さまで達しているかという点と、転移の有無および転移の程度を勘案して決められています。

0期からⅣ期までに分かれており、深さが粘膜内に留まり、転移もない0期が、いわゆる早期がんです。がんが固有筋層にまで達しているⅡ期以降は、進行がんとされます。0~Ⅳ期のステージによって、治療法の選択が異なってきます。

■ステージ(病期)を決める要因

ひとつは、食道壁へのがんの到達度つまりどの程度の深さまで広がっているかです。もうひとつは転移の有無です。有無だけでなく、リンパ節や臓器への転移、遠隔転移など転移の状況も加味されます。

一般的な食道がんの治療法は、手術療法、化学療法(抗がん剤)、放射線療法、そして内視鏡的治療の4つです。これらの治療法を単独でおこなうだけでなくいくつかを組み合わせて治療することも、よくあります。

どの治療法が適しているかは病期(ステージ)によります。たとえば、早期がんである0期なら、内視鏡で切除することができます。しかし、もう少し進行したステージ1期以降は、ほかの治療法を考慮する必要があります。病期に適した治療法があるものの、最終的に決定するのは、患者自身です。

■同じ病期でも治療法が異なることがあります。

病期が同じでも、必ずしも治療法が同じとはかぎりません。全身状態や転移した部位などによって、多少選択肢が異なる場合もあります。たとえば、頸部食道がんで、手術療法では声帯を切除する必要がある場合、同じ病期でも手術療法以外が選択肢になることもあります。

<ステージⅠ>手術療法、化学放射線療法
がんが粘膜内に留まるが、近くのリンパ節への転移があるⅠ期は、手術療法が適している。あるいは、化学療法と放射線療法を同時におこなう化学放射線療法も適応される。

<ステージⅡ、Ⅲ>手術療法、手術療法+術前・術後補助療法、化学放射線療法
がんが深く、軽い転移もあるⅡ期と、転移は広いが食道周囲の臓器に浸潤していないⅢ期は、手術の前に化学療法や放射線療法を受けてから手術したり、術後に加えて再発を予防する。化学放射線療法も適応される。

<ステージⅢ、Ⅳa>化学放射線療法(術前・術後補助療法、対症療法他)
がんが周囲の臓器にまで浸潤しているが(T4)リンパ節転移のないもの(ステージⅢの一部)と、がん周囲の臓器の浸潤や遠隔転移があるⅣ期のうち軽度のものは、手術で切除することが難しいため、学放射線療法が中心になる。

<ステージⅣb>化学療法、放射線療法、化学放射線療法、対症療法
重要な臓器に浸潤や転移があるⅣ期は、基本的に手術は適応されない。化学療法や放射線療法、化学放射線療法など、手術以外の治療法が考慮される。症状を緩和させるための治療法も重要になる。

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