精巣腫瘍の発生リスクと症状・その治療法

精巣にできる腫瘍には大きく分けて
セミノーマと非セミノーマの2種類があり、
がんの性質や治療法も異なります。

非セミノーマのほうが、セミノーマよりも
速く増殖・拡大する傾向があります。

比較的、発生率は低いのですが、
青壮年期に多く発生するのが特徴で、
20~35歳の男性には、最も多く見られるがんです。

原因は不明ですが、3歳までに精巣が陰嚢に
降りてこなかった人(停留精巣)、精巣の発育異常がある人、
家族が精巣腫瘍にかかった人などが、
発生リスクが高まるとされています。


■症状:精巣のしこりには要注意

精巣にがんができると、精巣に腫れや、
しこりが生じます。

痛みを伴わないこともあれば、
下腹部から太ももあたりにかけて
鈍痛を感じることもあります。

また、陰嚢内に液体がたまったり、
精巣の感覚に変化が起きたりします。


■診断:超音波検査と生検を

精巣腫瘍の診断には、精巣と血液を調べます。

まず、身体診察をして腫れやしこり、
痛みなどを調べるほか、超音波検査を行います。

また、鼠径部を切開し、
精巣全体を摘出して組織のサンプルを観察し、
がん細胞の有無を調べる方法
(根治的高位精巣摘出術と生検)を行います。

この摘出術の前と生検の前に、
血清腫瘍マーカー測定を行います。


■治療法:抗がん剤治療が有効

精巣腫瘍は比較的治りやすいがんです。

通常、がんの病期は0~Ⅳ期に分類されますが、
精巣腫瘍の場合、どれほど転移していても治る確率が高いため、
「Ⅳ期はない」ともいわれるほどです。

治療の主体は手術で、精巣の摘出を行います。

腫瘍が上皮にとどまっているO期や、
精巣内にとどまっているⅠ期であれば、
手術でほぼ完治します。

Ⅱ期(後腹膜リンパ節などに転移)以上は、
手術と化学療法を組み合わせます。

抗がん剤がよく効くのが特徴で、
所属リンパ節や肺に転移した場合であっても、
完治が期待できます。

ただし、完治を目指して強力な化学療法を行うため、
副作用も激しくなります。

また、化学療法や放射線療法によって、
不妊になる場合もあります。

子どもをもちたいという希望があれば、
治療開始前に精子の冷凍保存を考えることも必要です。

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