頭頸部がんの症状と主な治療方法とは

鎖骨の上から頭蓋底までの臓器に発生するがんのことを、
総称して頭頸部がんといいます。

耳鼻咽喉科で診てもらう部位にできるがんで、
喉頭、口腔、咽頭、鼻腔など様々なところに発生します。

しかし発生率は、頭頸部がんすべてを合わせて、
全部のがんの5%程度であり、
さほど高くはありません。

そのうち、最も多いのは喉頭がんです。

東南アジアなど、塩分の多い食事、
強い酒をたしなむ地域に多く見受けられます。

圧倒的に男性に多く見られ、
特に50~60歳代が中心です。

頭頸部は、「呼吸する、食べる、話す」という
日常生活の基本的な動作をつかさどる器官が
集まっています。

衣服で覆われることもない部位なので、
手術によって機能が阻害されないよう、
また外貌が大きく変化してしまわないように、
機能や形態をできるだけ温存する治療が行われています。


■症状:部位により特徴が違う

頭頸部のがんの多くは、喫煙や飲酒の習慣が、
発生リスクを高めると考えられます。

症状は、がんのできる部位によって異なります。

咽頭にできると、耳鳴りや頭痛、
のどの痛みや異物感、ものを飲み込むときの痛み、
声の変化などの症状が出ます。

これらの症状がなく、頸部のリンパ部が腫れて
はじめて気づくこともあります。

口腔にできた場合は、口腔のしこりや腫れ、
出血、歯のぐらつきなどが、
鼻腔のがんでは、鼻の中のしこりや痛み、
出血、顔面の感覚麻痺などが現れます。


■診断:まずは触診と内視鏡

がんが疑われる場合には、
まずは視触診が丹念に行われます。

そして、内視鏡で臓器を直接観察する方法がよく取られます。

さらに疑いが強まった場合には、X線撮影、CTスキャン、
MRI、PET検査などの画像診断を行います。

最終的には、組織の一部を採取して顕微鏡で調べる
生検を行い、確定診断を下します。


■治療法:なるべく放射線治療で

日常生活で不可欠の働きをする部位なので、
患者のQOLを重視した治療法が取られます。

できるだけ機能を温存するために、
抗かん剤や放射線をフルに活用した治療を行い、
手術をする場合でも、一般に拡大切除はせず、
化学療法や放射線療法を併用します。

頭頸部がんは、放射線がよく効くタイプが多いため、
早期であれば、放射線治療だけで治癒が望めます。

Ⅱ期には手術と放射線療法の組み合わせが基本で、
術前か術後の補助療法として、
化学療法が用いられます。

切除できない進行がんの場合、
放射線療法と化学療法を組み合わせて治療します。


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