転移性の肺がんを克服された渡辺さんの事例


今回は、「がんを治す生き方」の読者さんで
転移性の肺がんを克服された渡辺さん(仮名)からの
報告メールを紹介したいと思います。

個人情報および個人を特定できる情報や
直接治療に関係のない部分は省いていますが、
ほぼ原文のまま、時系列で紹介しますね。

■2012年5月23日にいただいたメール(初回)

74歳、男です。

2002年5月8日に千葉大学附属病院泌尿器科で右腎臓ガンを全部摘出し、
以来元気で過ごしていましたが、
2011年11月17日に肺に転移していると言われました。

微細なガンが幾つか見られるようですが、
進行はそれほど早くないようです。

抗がん剤投与、放射線治療を勧められたが自然に任せると断りました。
3月毎にCT検査をして経過を見ています。
アドバイスがあればお願いします。


■2012年5月24日にいただいたメール

本村さんからいただいた返事のメールは5月23日22:16着でした。
激務ですね、お疲れでしょう、お体を大事にしてお励みください。

「がんを治す生き方」のとおり、早速食生活を改善しました。
家内も大賛成で、太り気味だからと私と同じ食事にしています。
白砂糖は使うな、ということでしたのでしょうがをおろして、
紅茶と、蜂蜜と、黒糖を入れて煮立てて飲んでいます。
食べ物も美味しいと思って食べることですね。


■2012年7月13日にいただいたメール

「生き方」を参考に食事を改善してから1月半が過ぎました。

毎日が癒しと安らぎの人生で、大自然のお恵みと感謝しています。
何にも不平、不満はありません。

肉類や乳製品は口にしませんが、いろいろなものを食べさせてくれて
結構楽しい食事をして、酒は日本酒を小さいグラスに一杯飲んでいます。
体調は非常に良くて、血圧は下が60から70、
上が100から110くらいで、毎日快眠、快便です。

この調子だとガンを持ちながら結構長生きができるような気がします。
そうであれば本当にありがたいことです。

あなたが多くのがん患者の希望の星となって、
ご健康で命を助けてあげられるようにお祈りします。

本村さんも健康で精励されて多くのガン患者を救ってください。


■2012年8月11日にいただいたメール

8月9日に、千葉大付属病院でCT検査を受けましが、
進行はしていないそうです。
肉や乳製品を食べなくなって2月と20日、毎日快便です。
そのほかにサプリメントをいろいろと飲んでいますし、
ガン細胞をやっつけているのだろうと思っています。
体調は快調です。

本村さんのアドバイスどおり
抗がん剤治療をしないでよかったと思います。

もし、使っていたら苦しい闘病をしたと思います。
がんと共生しながら生きてゆけると思っています。


■2012年9月9日にいただいたメール

私は、夏風邪にかかり痰が止まらないので、
昨日病院で診察を受け、胸部のレントゲン写真を撮りました、

医師に「ガンは何処にあるの?」
「本当に転移があったんですか?」と言われまました。

そして、年齢の割には立派な肺です、ただの夏風邪ですと、
なんでも好きなものを食べなさい、
病名にこだわらずに、と言われました。

思うに、ガンが消えているのではないかと思われます。
回復に向かっています。

本村さん、癌で苦しんでいる人々に、明るい光明を与えてやってください。

・・・


というわけで、現在も元気に過ごされています。
まだまだ長生きされそうな感じですね。


腎臓という、重要な部位のがんが原発であり、
肺に転移したとなると、
ステージ4で「抗がん剤しかない」といわれるレベルですよね。

転移がんは助からない。対処のしようがないから諦めろ、
という医者がほとんどです。

しかし、こういう現実をみているので
「なんで諦めんの?」という気持ちしかありません。

確かにがんの悪性度が非常に高く、
肺、肝臓、すい臓、脳、骨髄など重要な臓器や器官に
転移がみられ、すでに衰弱している状態だと、回復は非常に困難です。

どんな状態からでも治せる、というわけではありません。

しかし、渡辺さんのように腎臓から肺への転移という厳しい状態でも、
回復することはできるのです。


では、私は渡辺さんにどんなアドバイスをしたのでしょうか。

実は私が渡辺さんにアドバイスしたのは、
初回のメールに返信したときだけです。

 


■本村ユウジから渡辺さんに送ったメール(2012年5月23日)

渡辺さん

こんにちは。本村ユウジです。

昨年11月に肺転移があったものの、
自然治癒力・健康の向上に努めていらっしゃる、
ということですね。

大変すばらしいと思います。

まだ「微細ながん」で、進行もゆるやかということなので、
抗がん剤や放射線などのリスクのある
治療を選択されなかったのは、正しい判断だと思います。

もし、今後、咳がひどく出たり、血痰が出るようであれば
診察を受けてください。

万が一、腫瘍が大きくなってしまった場合で、
自覚症状が出た場合でも、抗がん剤は使わず、
より負担の少ない放射線治療を第一選択にしましょう。

現在、放射線治療の技術はかなり向上していますので、
ほとんどダメージを受けずに、
がんの進行や、がんによる症状を抑えることができるためです。

もちろん、そんな治療も行わずにすむことを願っています。

あとは「がんを治す生き方」を参考にして
自然治癒力を高めていっていただければと思います。

それほど厳しい制限はないと思います。

肉類、乳製品、甘いお菓子(砂糖が多く含まれたもの)を避けたうえで、
色んな食材を楽しんでいただければと思います。

食事を楽しむことも大切なことだと思いますので。

何か不明なこと、不安なことなどが出てくれば
またメールをいただければと思います。

渡辺さんの回復と、充実した日々を願っております。


・・・以上です。

すでにメールサポートを受けていらっしゃる方は
お分かりかと思いますが、いたって普通の回答ですね。(笑)

だって「5つのルール」と「がんを治す生き方」に
大事なことは全部書いてありますから・・・。


この事例が、あなたや、一緒に闘っている家族の方に
はげみになれば嬉しいです。

ステージ3の前立腺がんを抑え込んだ田代さんの事例


今回は、ステージ3の前立腺がん(リンパ節浸潤あり)を
手術も抗がん剤もせずに抑え込んでいる田代さん(仮名)の
事例を紹介します。

(経過は良好ですが、完治と言い切るには少し早いので、
 抑え込んでいる、という表現にしました)

田代さんの場合、すでに手術ができない状態でした。

それでも回復できるんだという事例は、
前立腺がんの患者さんはもちろん、
他の患者さんにも非常に励みになることだと思います。

では、田代さんが「がんを治す生き方」を読んで、
最初に送ってくださった相談メールから紹介しますね。

(個人を特定する情報などは伏せ、読みやすいように少し手を加えていますが、ほぼ原文)


■2012年1月にいただいたメール(初回)

本村ユージ様。私は現在73才の男性です。

最近トイレが近くなり、一度詰まって救急車のお世話になりました。
一度くわしく診察を受けた方がよいと言われ泌尿器科で受けたところ、
前立腺に完全に腫瘍があり、骨転移はないが
近くのリンパに浸潤しているとのこと。
腫瘍マーカーの数値が269と高値でした。
前立腺がんが間違いないようなので
すぐに家族を呼んで下さいと言われました。

手術は出来ないので
治療として内分泌療法(ホルモン療法)を行うそうです。
放射線療法は言われませんでしたが、この病院ではないようです。

病期Ⅲ期ですと、ガン根治の可能性は低くなりますよね。

そして、ホルモン療法だけガンは治るのでしょうか。

色々見てみますとホルモン療法は進行を抑えるだけで
治る事はまれということもわかりました。

食事については、医師は「肉でもなんでも食べていい」と
いっていました。

これから、ユウジさんの「ガンのを直す生き方」とその他ガンに
なって生還した人の色々な様子を見て、
自分なりに、がん克服する為の計画を立てて実行したいと思います。
これからどうなるか全く先が見えませんが、生きる努力だけは続けます。


・・・

こんな感じのメールでした。

この後、田代さんとは何回かメールのやりとりをしました。

この「肉でも何でも食べていい」といった医者を信頼できず、
(そりゃ信頼できませんよね・・・)
転院などを検討されていたので、そういったご相談にも乗りました。

ですが、基本的に私が伝えたことは2つです。

「がんを治す生き方」を参考にして、しっかり自然治癒力を高めること。
ホルモン療法は確かに進行を抑える程度の効果かもしれないが、
副作用が出てこない限りは、治療を継続するメリットがあるのでそのまま続けること。

この2つです。


以来、ずっと田代さんはコツコツと努力を続けられました。

「がんを治す生き方」を参考にしつつ、
自分で色々と勉強され、良いと思ったものは取り入れながら。

そして9か月後の2012年9月。

田代さんからもらった報告は「腫瘍マーカーが完全に下がりました」
という内容のものでした。


■2012年9月3日にいただいたメール

本村ユージ様

最初の診断結果は間違いなく前立腺の両葉にがんが出来ており、
リンパにまでいっておりました。

ホルモン療法しか選択肢がなく、それだけで治すのは難しいと
いう情報を得ていましたので、このままでは、危ないと思い、
何しろ今までの生活習慣を見直し改良し
食事も自然のものを食べるということで、
180度今までの生活を変えて行きました。

そして現在の結果、腫瘍マーカーは

・2011年11月⇒269
・2012年1月⇒10.9
・2012年3月⇒2.5
・2012年6月⇒0.2
・2012年8月⇒0.05

と減少いたしました。


夜は、9時頃には床に就くようにし、
ユージさんの「がんを治す生き方」を何回も読み参考として
色々取り入れてきました。

水は飲むのは水素水、
みそ汁等の間接的な水分は全てミネラルウオーター、
一日3回の野菜ジュース、ビタミンミネラル、
ビール酵母、フコイダン等数種類のサプリメント、
ニンニクやネギ類、を多く取り入れおやつは
色々な豆類をとりました。

運動もほぼ毎日色々な種類を変えて行っています。

毎日同じ道の散歩でなく、散歩、近くの里山登山、
ジョギング、サイクリング、トレーニングルームの筋トレや軽い運動、
ゴルフの練習、剣道等、
その日の気分でやりたいものを楽しくするようにしています。

単純なものの継続はは飽きるし、
義務感でやってはいけないと思っています。

後は月一度程度2-3泊で温泉に行きゆったりと湯につかりますと、
生き返りますね。

その間ユージさんの「がんを治す生き方」をはじめ、色々参考にして、
取捨選択、共通していること、
自分に合っていそうな都合のよいもの?を取り入れました。

これからも、色々見て聞いて良いものはどんどん取り入れ、
間違っていそうなものはやめるつもりです。

しかし、今回ガンにおかさせたことにより、
健康や体について色々考えさせられ、多くのことを学びました。

これは大きな収穫だと思います。今はがんにかかって
ある意味では幸いと考えられるようになりました。

今はおかげさまで順調です。
でも全く安心はしておりません。
これからが勝負だと考え色々続けて努力いたします。

ご助言感謝いたします。


・・・以上です。


田代さんは写真家としても活動されている方ですので、
これからまた、大自然にカメラを向けられると思います。

そのためには健康な体が一番大事。

このままがんを抑え込んで、元気に過ごしていただきたいと
思っていますし、それができると信じています。

子宮体癌の患者さん「ユキさん」の事例をご紹介します。

 

「どんな治療を受けるか」は、命の長さや
その後の人生のあり方を左右する重要な決断です。

後悔しないためには、医師の言いなりにならず、
しっかりと情報を集め、最後には自分で決断することが大切、
ということをレポートやメールサポートでお伝えしてきました。

しかし、そう思っていても、医師や周りの意見に流されてしまう・・・
ということが多いのが現実だと思います。


今日、紹介するユキさん(仮名)は、
悩みながらも自分の決断を貫き、
大切な体を過剰な治療から守ることができました。

このブログを見ていらっしゃる患者さんやご家族に、
とても勇気と知恵を与えてくれるケースですので、
ユキさんに快諾していただき、その経緯と結果を紹介しますね。

(※実際には、かなり長いやりとりがありましたが、
  重要な情報のみに絞って掲載しています)

 


【患者さんのプロフィール】


■患者さんのお名前:ユキさん(仮名)

■年齢:40歳

■がんの種類:子宮体癌

■進行度:→ステージIb期

■がんの告知:2011年12月


【これまでの治療の経緯と医師の診断】

不正出血、極度の貧血により病院で検査を受けた結果、
子宮体癌だと告知を受ける。

告知直後より、ホルモン剤を服用するものの、
効果は現れず、子宮癌組織診の結果、癌は消えなかった。

医師の治療方針は
「子宮の全摘出、両卵巣の摘出、骨盤リンパ節かく清」。

この方針は、ガイドラインにのっとった「標準治療」。
リンパ節への転移は見られないため、
広範ではない手術はできないものかと医師に相談するもNOという回答。

「癌を甘く見てはいけない」と言われる。

どうしても子宮を温存したい場合は、抗がん剤の点滴投与になる。
(ファルモルビシンの5日間連続点滴×4か月)

抗がん剤の効果がなければ、手術になる。

このように最初に抗がん剤治療をやるケースは皆無で、
治療法も確率されていないし、検証結果もない。
よって、大変危険であり、やってはいけない、と言われる。

 


【本村ユウジへの相談の内容】

主治医からは・・

「80%は手術で治る実績があると経験のある医者が言っているのに、
自分の判断でみすみすその機会を逃して、
時間を無駄にしようとする考えが理解できないし、時間がもったいない。

後で後悔して、何で先生強く勧めてくれなかったのですか!と
泣いても責任を持てない事を了承して下さい。

化学治療や手術の副作用、後遺症より、一番怖いのは癌ですよ。
後遺症の心配より癌の心配をするべきだ」と言われた。

セカンドオピニオンは大学病院からクリニックまで
6箇所行ったが、標準治療の事以外に触れてくれる人はいなかった。

又、「40歳過ぎて子宮はもういらないでしょう。」等、
病気に関係ないことまで、心無いこともたくさん言われた。

家族も手術を勧めるので、
精神的に不安やストレスを感じてきている。

子宮体癌はステージを問わず、手術になるとされているが、
まだ初期の癌なのに、健康な卵巣、骨盤リンパを切除、
又は、抗がん剤を投与して苦しみに耐える必要は本当にあるのか?


・・・という相談でした。

つまり、医師のいうとおりの治療を
本当にしなければならないのか、ということでした。

 


【本村ユウジの回答】

がんを甘くみるわけではないですが、
手術のダメージも甘くみることはできません。

子宮と卵巣の全摘出、骨盤のリンパ節の切除というのは
残りの人生を左右する大手術です。

リンパ節を切除する、という点だけでも、
治すことのできない「リンパ浮腫」などに
ずっと苦しめられる可能性もあります。

かといって、がんが大きくなり、悪化して
転移をしてしまえば、命に関わることになります。

では、どうすればよいか?

ユキさんの、今のがんの状態を冷静にみて、
打ち手を考える必要があります。

子宮体がんのG1で1b期というのは、
緊急的に治療を要するような危険な状態ではありません。

また、子宮頸がんと違い、
食生活や生活習慣の影響を強く受ける部位です。

切らずにおいても、必ず増悪、転移するわけでもなく、
身体を健康にしていく途上で、進行がストップしたり、
縮小したりする可能性もありますし、
実際にそういう例があると聞いています。

もし、私がユキさんの立場なら、
食生活と生活習慣の改善をしっかり行い、経過観察します。

もちろん、絶対に進行を止められるわけではなく、
努力の甲斐なく、腫瘍が大きくなってしまう可能性もあります。

ですが、今、子宮や卵巣を失うリスクに比べたら、
「手術しなくて済む可能性がある」というのは大きなメリットです。

既に方針が示されているように、
子宮体がんの場合は、腫瘍が小さくても大きくても、
手術する場合は全摘出になってしまう可能性が高いのです。

今のステージとグレードでは、数か月や1年くらいで
転移を起こしてしまうほどの悪化は考えられません。

切開しないと正確なステージは分からないのは事実ですが、
「実は進行がんでした」という結論になる可能性は極めて低いです。

手術を「最後の手段」として、先送りしても、
今すぐ行っても、結果(予後)は同じなのであれば、
経過観察して、手術を先送りにすべきだと思います。

もちろん、医師の辞書に「経過観察」などという言葉はありませんので(笑)
様子をみたいといえば、反対されると思います。

しかし、ここは一旦手術を回避し、
食生活と生活習慣を改善し、何か月か後に経過をみるという方法が
ベストだと思います。

抗がん剤治療については、「手術よりも一歩前の手段」として
残しておくイメージです。

体質の強化を行うときに、抗がん剤は大きなマイナス要素になります。

腫瘍が大きくなり、「薬で小さくしないと危険だ」という状況であれば
やむを得ず使わざるをえません。

ただし、今はそのタイミングではないですし、
徹底して体の状態を良くするためにも、
抗がん剤治療も「次の手段」として残しておいたほうが良いと思います。

ユキさんの回復を心より祈っています。


 

【その後のユキさんの経過】

子宮体癌の進行を確認するため、検査を受けるが、
残念ながら、腫瘍は拡大傾向に。

不正出血も続いていることから、
抗がん剤治療を受けることを選択。

抗がん剤治療の10日間の入院に備え、
医療用かつら等も準備し、病棟に入った。

しかし・・・当日になって、

「抗癌治療を行って、癌が小さくなっても、根治のために、
 予定通りの標準手術は避けられない」と説明される。

標準手術を避けるために抗がん剤治療を希望したのに、
「どうなっても手術が必要」なのであれば、
抗がん剤治療の意味がない・・・。

勇気を出して、一旦中止を申しでて帰宅。


抗がん剤治療の可能性がなくなったことで、
医師からは、強く「子宮と卵巣+リンパ節」の摘出手術を
強く薦められるが、最後まで最低限の手術を希望。

わずかな希望を持って訪れた病院から、
「リンパ節の廓清はせず、子宮と卵巣だけの手術にしましょう」
という了解をとりつけた。

それでも、「リンパを取るのは標準治療であり、
それを断ったのは、異例の事である。」

リンパより命が大切だ。リスクが大変高い。
後遺症が怖くて癌を甘く見て、過去にもリンパを残して、
半年後に死んだ患者がいた。自分の命なので、
医者は何も言えないので、ご家族で充分考えた上、
書類にサインして下さい。」と最後に執刀医に言われる。

そして、4月の下旬に手術を実施。


【手術を受けた、ユキさんからの報告メール】

ユウジさん、

子宮体癌の手術を終え、5月初旬に退院致しました。
現在自宅療養中です。

進捗を報告させて下さい。

医師から癌発覚時のⅠb期から進行し、
Ⅱ期になっている事が確実だろうと直前まで言われましたが、
最後までリンパ節廓清を拒否し、
標準治療ではない異例の
単純子宮摘出(子宮全摘出、両卵管・卵巣の切除)を行いました。

手術1週間後、予想以上に大きな傷口を見たときの
ショックは相当なものでしたが、リンパ廓清を行っていたら、
胃からの開腹だったので、
それを思うと自分を納得させる事ができました。

入院中の2週間は、
医師が「リンパを取らなかったので、
追加治療として6カ月の抗がん剤は必須です。」と毎日言われていました。

昨日が、とうとう病理結果が出る日でした。

自分でいろいろ考え、どんな結果を告げられても、
抗がん剤は拒否しようという決断を持って、
病理結果を聞きに行きました。

そうしましたら、奇跡がおきました。

癌は子宮内膜にとどまっており、
浸潤は全くどこにもなかったとの結果でした。

一番初期のⅠa期だったのです。

この段階とわかっていれば、卵巣の摘出の必要もなかったし、
もちろんリンパも取る必要はないステージでした。

不幸中の幸いで、本当に嬉しい瞬間でした。

でも、もし、はじめから医師の言う通り、
広範囲手術を受けていたら、リンパもすべて取られ、
大きな傷跡と後遺症に今後何年も悩まされるところでした。

卵巣はもう取ってしまったので仕方がないですが、
リンパを守れてよかった。

そして、抗癌剤治療も免れてよかった。

今後は経過観察に入ります。

卵巣を取ったことにより、早速めまい、突然の発汗、
偏頭痛などが起こっていますが、
これは今までの不摂生の自分への戒めとして、
今後自分の身体を労っていきたいと思います。

再発だけはしないように、食生活に心掛けていきたいと思います。

本当にいろいろ助けて頂いて、
ユウジさんとの出会えた幸運に本当に感謝しています。

あと1週間ぐらい、体力の回復をはかって、
仕事に復帰しようと考えています。

本当に自分の節目になるような、経験です。


【ユキさんの事例から学ぶべきこと】

ユキさんは、大切なリンパ節を守ることができました。

そして、抗がん剤を身体の中に入れることも
防ぐことができました。

彼女は、私のアドバイスを受け入れてくださり、
最後まで妥協せずに、自分が後悔しない道を選び抜きました。

その結果が、形となって現れたことは、
私にとっても、すごく嬉しいことでした。


そしてもう1つ。

彼女は、「がんを治す生き方」に沿った食事、
サプリメントをコツコツと続けていました。

何をしても止まらなかった不正出血は、
手術を受ける前にはすっかり無くなっていました。

ご本人も「癌の症状が全くないです。
生理や不正出血も止まり、サプリや食事療法をして数カ月になりますが、
貧血も治り、便秘もなおり、健康が回復して元気です」

とおっしゃっていました。

なぜ、増大傾向にあり、進行していると
思われたがんが、ストップしていたのかは誰にも分かりません。

しかし、できることをきちんと継続して実践し、
自分の体を守るのは自分だけ、と決意して取り組まれたことが、
良い結果を生んでくれたのだと、私は思います。


今は、忙しすぎた仕事も変更され、
不規則で乱れていた食生活も改善されて、
今までの人生で最も健康な毎日を過ごされています。


「意志あるところに、道は開ける」


がんとの闘いは厳しい道ですが、
判断を他人に委ねず、自分の意志で歩くことが大切です。

でも、一人で歩くのは不安です。

そんなときのために、メールサポートがありますので、
あなたも迷ったときはメールくださいね。


ユキさんには、私も多くのものを学ばせていただき、
この出会いに感謝いたします。

この場を借りて、お礼を申し上げます。

ありがとうございました。

肺がんの患者さん「竹山さん」の事例をご紹介します。


今日は、重要な事例として、
私と、ある患者さんとのやりとりを紹介したいと思います。


【患者さんのプロフィール】


■患者さんのお名前:竹山さん(仮名)

■お住まい:秋田県

■年齢:66歳

■がんの種類:肺腺がん

■進行度:ステージ3B
左肺1箇所約5cm大 右肺2箇所小さい腫瘍。
中央のリンパ節浸潤の恐れ有り。

■がんの告知:2011年9月

※本村ユウジのレポートを購入いただき、
 メールのやりとりをされたのは、
 東京にお住まいの竹山さんの弟さんでした。

 この事例は、ご家族の方に「みなさんの参考になるのであれば」と
 快く許可をいただき、このブログに掲載させていただいています。


【これまでの治療の経緯】

手術も放射線治療(重粒子・陽子線含む)も不可だったため
治療はカルボプラチン+ペメトレキセドによる
抗がん剤治療のみ。

2011年10月~12月まで投与を実施。
腫瘍マーカーの値と腫瘍の大きさが投与開始時は
減少傾向が見られたが、その後は元に戻ってしまい、
あまり効果が見られなかった。体調不良などやや強い副作用あり。


【相談の内容】

2012年1月から、別の抗がん剤を使って、
治療を試みる、というのが主治医の見解。

今後の治療をどうすべきか、という相談を受けました。


【本村ユウジの回答】
(実際はこれよりも長く、数回に渡っているため抜粋しています)

医療機関としては抗がん剤治療しか
選択肢がないのは確かです。

抗がん剤治療は、効果に個人差がありますので、
初回の抗がん剤治療がしっかり効いて、副作用も少なければ、
「長期間・少量の抗がん剤をコツコツ投与する」ことで
がんの増殖を一定期間抑えられたと思います。

しかし、お兄様の場合は、
第一選択の抗がん剤にさほど効果がなく、
食欲不振や体調が悪くなるなどの副作用が強く出ているので、
今後、抗がん剤の種類を変えたところで、
大きな改善は見込めないと考えられます。

このまま治療を進めても、
徐々に体力が奪われ、体調不良の日々が続き、
いっぽうで抗がん剤の効果はみられない・・・という
低空飛行状態が続き、
1年ももたない・・・という可能性が高いです。

腫瘍が存在することによって、
呼吸困難や咳が止まらないなどの自覚症状が
出てしまっている場合は、
薬で縮小を図るなど、具体的な処置をしなければいけません。

食事の改善や生活習慣の改善は、
"防御"が主な目的で、
がん細胞に侵された部分の「早急な修復」には向かないからです。

すでに5cm大と、かなり腫瘍が大きくなっているので、
予断を許さない状態だといえますので、
医師が「これ以上大きくなると本当に危険なので、
続けて抗がん剤を打たないと手遅れになる」というほど、
緊急性が高ければ、抗がん剤の投与を受けるしかありません。

しかし、抗がん剤のリスクも高いので、
経過を慎重に把握しながら、
できるだけ自然治癒力の回復に注力するほうがいいです。

・・・

という回答をしていました。


そして、つい先日、次のようなメールが
竹山(弟)さんから届きました。


【竹山(弟)さんから届いたメール】


悲しい結果となりました。

本村さんの丁寧・適格なアドバイスを
活かせなかったのが悔しくて悲しい  

兄が2回目化学療法ドクタキセル
3クール目の副作用で容体急変し逝去しました。


■容体急変までの経緯

・2回目入院1月16日:年末より顔色よく元気だった情報あり

・1クール目点滴1月25日  
2月6日頃からやっと食事がうまい(副作用緩和のメール受信)

・2クール目点滴2月15日
退院2月19日(体調普通の返信メール受信)

・3クール目点滴3月7日
秋田まで片道50kmを自分で車を運転して行ったと後日聞いた。


・3月18日兄嫁から電話あり、
自宅近くの総合病院に緊急入院中と。

いつものように点滴1週間後に副作用を発症。
しかし今回は高熱を出し苦しみだしたため入院した。

3月15日に緊急入院。
白血球が一時700位まで低下しその後1500~1800に上昇した。

3月20日に東京から入院先病院へ駆けつけ看護に参加。

血中酸素濃度が80くらいに低下し
呼吸困難状態が続いたため、夜にはモルヒネ緩和治療に、
兄本人や兄嫁も同意。

兄が21時過ぎに家族と兄弟(私と姉)を
ベッドに集めて別れの言葉を言い残して眠りにはいった、

午前0時前に目覚め再び別れの言葉を残し、
3月21日4時に永眠となった。

肺のX線写真15日入院時撮影画像と19日撮影画像を比較したら、
4日間で肺が真っ白になっていた。

・・・

抗がん治療は2クールで止めると言ってたはずが、
重粒子線治療ができないとわかり、
主治医の勧めるまま3クール目を受けてしまったようです。

大丈夫かと主治医に尋ねたら大丈夫との回答だったため、
今回で最後にするつもりだった。

騙された気がすると20日に病院で本人から聞いた。

治したい一心と医者への気遣いから
無謀な抗がん剤治療に1回余計に挑戦したのが命取りになった。

緊急入院したが、兄自身はすぐに平常に戻るつもりでいたため、
兄弟への連絡をしなかったと聞いた。

本村レポートにあれほど抗がん剤は死後を早める、
命を縮めるデメリットが謳われていて、
資料も送っていたのに、兄の行動を導くことができなかった。

兄の性格は、対面して言葉で直接訴えないと
理解してくれない頑固さがあった。

医者の薦めを断れない優しい性格が災いしてしまった。

大事な局面で兄と交信をとどこったことや、
直接ことばで理解してもらうことができなかったのが悔しい。

標準治療と言えども2回目の抗がん剤治療を行うときは、
点滴前の各種血液検査をクール毎に行う慎重さが
必用だと最後の入院先の先生に知らされた。

秋田の若い主治医がそこまでやった記録がないらしい。
今さら言ってもしょうがないが、
法要に行ったとき、報告がてら主治医に確認したい
気持ちがくすぶってます。今後同様な患者を出さないためにも。

「がんを完治させる5つのルール」
「がんを治す生き方」は姉や私が
今後の生き方の参考にさせてもらってます。

いろいろサポートして頂きありがとうございました。

・・・


【竹山さんの事例を活かすために】

まずは、この事例の紹介をご了承くださった
竹山さんにお礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

竹山さんからは「ぜひ今後に活かしてほしい。
がんは誰の、どんな情報を信じて優先するかで 
人の運命も大きく左右される病気だと思います」

というお言葉をいただいています。

私たちはこの事例から、
大切なことを学ぶことができます。

2月の中旬時点では、お元気な様子で、
普通に生活ができており、食欲もあった状態です。

ですが、一か月後に亡くなるという
辛い結果を迎えることになりました。

これは、ご遺族が感じていらっしゃるとおり、
抗がん剤の強い副作用がもたらしたものだと考えられます。

もし、抗がん剤治療を受けていなければ、
ここまでの急変はあまり考えられませんし、
「元気に過ごせる日々」はもう少し長かったはずです・・・。


もちろん、抗がん剤治療自体を批判するものではありません。
いたずらに恐怖をあおることは考えていません。

抗がん剤にはがんの進行を抑えることができる、という
メリットがあります。

しかし、その毒性を注意深く考慮しなければなりません。

デメリットをメリットが上回る、と考えられるときに
活用すべき治療法です。

今回の竹山さんのケースでは、

・初回の抗がん剤治療に効果が見られなかったこと。
・やや強い副作用が出たこと

で、抗がん剤を継続するメリットは薄くなり、
副作用のデメリットは確実に存在するという状態でした。

判断はケースバイケースであり、
どちらが正しいと100%決めることはできません。

ですから、「とにかく投与を続ける」という考えではなく、
目的をしっかり持ち、効果と副作用を用心深く見つめ、
できるだけ最低限に抑えることが大切です。

もう1つ、大切なことは
「医師に、"自然治癒力"という概念はない」
ということです。

自然治癒力を高めよう。高めるべきだ、という考えがないため、
使う手段が「抗がん剤しかない。それを続けるしかない」という
考えに至るのです。

とはいえ、医師の治療方針に異を唱えることは、
患者にとって、厳しい選択になります。

医療のプロである医師の判断を遮り、
自分の考えを貫くのは、とても難しいことです。

ですが、竹山さんのようなケースは、
このように目の前で起こり、日本中で起こっているのです。

医師が必ず正しいことをしてくれるわけでもなく、
医師が責任を追及されることはありません。

全ての責任を負うのは、患者さん本人とその家族です。

ですから「自分で決める」ことが大切であり、
苦しくとも「自分で決められる」だけの知識と情報を持たなくてはなりません。


今回のような悲しいことが起こると、
自分自身の力のなさを痛感します。

大切なことをもっと強く伝えなければならないですし、
個人個人を深くサポートしたいと思います。


「念のための確認」でも構わないので、細かいことでも、
メールサポートを活用していただければと思います。


最後に、亡くなられたお兄様の冥福を
心よりお祈り申し上げます。


手術のセカンドオピニオンなら、放射線腫瘍医へ


手術のセカンドオピニオンなら、放射線腫瘍医へ

世界のがん治療と、日本のがん治療との
最も大きな差は「放射線治療の浸透度」だといえます。

日本は「手術偏重」が大きな国で、
どんながんでも「まずは手術」だといわれます。

例えば、1~2期の子宮頸がんの場合、
欧米では8割が放射線治療で、日本では7割が手術です。

しかも、このケースにおける生存率の差はありません。

つまり結果は同じなのに、
日本では、排尿障害やリンパ浮腫のリスクが高い手術が
選択されているということです。

この原因は、放射線治療に関する専門的な知識と、
知識を持った医師の不足が招いたものです。

アメリカにはおよそ5000人の放射線腫瘍医がいますが、
放射線治療があまり評価されてこなかった日本には、
500人ほどしかいません。

がんの標準治療の中で、最も技術の発達の恩恵を
受けられるのが放射線治療です。

昔は、放射線が正常細胞にもたくさん当り、
ただれや炎症などを起こす副作用が問題視されましたが、
現在では、がん細胞にピンポイントで照射する技術が発達し、
大きな副作用が起きる確率が下がってきています。

1.同じ部位に二度の照射ができないこと

2.局所的な治療なので、それだけで再発や転移を防げるわけではないこと

3.治療後、数年経過してから晩年型の副作用が起きることもある

など、問題点がいくつかあるのは事実です。

ですが、何でも手術しようとする日本の医療の中で、
手術よりもリスクの小さい放射線治療をうまく活用することは
とても大切なことです。

日本では、外科vs放射線という対立構造があり、
外科の医師が放射線治療を推薦することはまずありません。

外科の医師は、外科手術が最良だと考えているので、
セカンドオピニオンを同じ外科の医師に求めてもムダになります。

必ず「手術」という回答になるからです。

初めての手術であれ、再発や転移の治療であれ、
手術の方法や内容に不満がある場合は、
「放射線の専門医(放射線腫瘍医)がいる病院」に
セカンドオピニオンを受けることが大切です。


では、どこに放射線の専門医がいるか、ということですが、
医師も色んな病院を渡り歩くので、
最新の情報を捕捉するのはとても難しいです。

参考になるのは、放射線治療の設備や実績によって
認定される「認定放射線治療施設」です。

この施設には、放射線専門医がいる可能性が高いです。

検索するには、このサイトの右サイドの地図検索が使えます。

日本放射線腫瘍学会

また、このサイトには、「専門医」の名簿もありますが、
名前だけで所属先が載っていないのが難点です・・・。

放射線専門医を探すなら、まずは「認定放射線治療施設」に連絡し、
「放射線専門医(腫瘍医)はいますか?」と尋ねることが最良の手段だと思います。


もうひとつ、有益なサイトは「女性放射線腫瘍医の会」という
ホームページです。

乳がんや子宮がんなどの治療を相談するには
ちょうどよいと思います。

女性放射線腫瘍医の会


「そんなに広範囲に手術しなければならないの?」と
疑問に思ったら、リスクの低い放射線治療の可能性を当ってみましょう。

「がんを治す生き方」のバックボーン


「がんを治す生き方」のバックボーン

最近、「がんを治す生き方のバックボーンは何ですか?」
と質問されることが多いので、ここでもお伝えしようと思います。

「がんを治す生き方」の中心は、食事についてですが、
これは「ゲルソン療法などの食事療法を元に作成したもの」ではありません。

食事については、がんの研究を始める前からバックボーンがあったのです。

レポートでも少し触れていますが、
私が大人になってもアトピーや喘息に苦しんでいたところから、話は始まります。

アトピー・喘息は、「アレルギー病」だとされています。

つまり、特定のアレルゲン(ダニやホコリ)が皮膚の炎症や、
気管の炎症を引き起こす、と考えられていたのです。

それはすでに「一般常識」になっていますよね。


ところが、ある日、その考えが根っこから間違っていることを学びました。

教えてくれたのは、アトピーの患者会を主催し、
改善方法をボランティアで伝えている人の冊子でした。

アトピーや喘息は、アレルギー病ではなく、
食生活のバランス編重が原因、という驚きの内容でした。

具体的にいうと、
「タンパク質の過多」「糖質の過多」「脂質の過多」が
アトピーや喘息を引き起こす、と書かれていました。

要は、人間の排出機能には個人差があり、
排出できず溜まったものが皮膚や気管支に噴出し、
刺激したり炎症を起こしたりする人がいるということです。

つまり、栄養素の過多により、
アトピーは皮膚、喘息は気管支に影響が出る病気だということです。

栄養過多、といっても私は肥満ではなかったですし、
特に暴飲暴食をするわけでもありませんでした。

ベストなバランスとはいえませんでしたが、
植物油とタンパク質の摂取が多いくらいでした。

細かくバランスを考え、栄養の過多に注意していくことで、
どんどん病気は改善し、すっかり治すことができました。

以来、塗り薬も、飲み薬もいっさい使っていません。
見た目で、私をアトピーだと分かる人はもういません。

・・・重度のアトピーはなった人にしか分からない、
地獄のような苦しみです。

その苦しみから解放してくれたことに、
心から感謝しました。

医者の言っていることが、完全に間違っているかを痛感しましたし、
食のバランスを崩せば病気になるということを肌で理解したのです。

「なぜ、病気になるのか」という正しい知識を持つことが、
病気を治すうえで最も重要なことです。

多くのアトピー患者は、本当のことを知らず、
医者に言われるとおり、ステロイドを塗り、抗アレルギー剤を飲み、
ホコリやダニを寄せ付けないようにと間違った努力をしています。

その結果、アトピーを治すことができずに苦しみ、
中には、あまりにも酷くて自殺する人もいるのです。

私が「医者に判断や意思決定を委ねない」と
決めた原因はこの体験が元になっています。


・・・そして、このときに得た知識は、
「がん」に関しても、重要なものでした。

私は、栄養の過多が皮膚や気管に影響する人間です。

しかし、それが内蔵や別の器官に出る人もいます。

どこかに、必ず影響が出るのです。

肝臓に出たら肝硬変、腎臓なら糖尿病・・・
場合によってはがんになるということです。

自分は「皮膚で良かった」のです。

内臓が見えたなら、炎症を起こしたところで気付くことができます。

しかし、ダメージの具合は分からないので、
気が付けば腫瘍ができるまでに悪化してしまうのです。


病気の根源は食にあり。

人間にとって、最もよい食事をすることで、
完全な健康の土台をつくることができます。

その土台があれば、病気は生まれず、病気は治っていきます。

それで治らない病気もありますが、
食を原因とする病気は、食で治ります。


その考えと、私が実践してきた食事の方法が、
「がんを治す生き方」の食事のベースです。

そこに新しい栄養素である酵素の重要さなどを追加し、
「完成形」にしてから、皆さんにお伝えしているのです。

がんの研究を始めたとき、
食に関しては相当詳しくなっていましたので、
ゲルソン療法や、済陽高穂さんの食事療法など、
いわゆる「がんの食事療法」をみたときに、
「あれ?」と思うことが多々ありました。

そして実際に、それらの食事療法を進めている人から
「なんだか体調が悪い」と相談いただいくわけです。

「がんの食事療法」はがん細胞をやっつけようとしたり、
がん細胞に栄養を与えないようにしようとしたり、
がん自体をすごく意識してしまうので、ズレるのです。


実際に、偏ったものが多いです。


ですが、私が意識しているのはそこではなく、
「人間にとって、完璧なバランスの食事は何か」です。

あらゆる病気を防ぎ、
人間の命を長く保つことを目的としています。

「これががんに効く」「これががんに良い」と考えるのではなく、
「必要なものは足りているか」「摂りすぎていないか」を考えることが
何よりも大切だと思います。

日々、きちんと整えていれば、
たまに油断したときでも、体は許してくれます。(笑)

がん治療における「インフォームド・チョイス」とは?


がん治療における「インフォームド・チョイス」とは?

インフォームド・コンセントよりも
さらに進化した概念は、
「インフォームド・チョイス」と呼ばれます。

「十分な情報を得た上での自らの選択」という意味です。

インフォームド・コンセントは、
医師が治療法を選択して患者さんに提案し、
患者さんがそれに同意するものです。

これはまだ、全面的には患者主体になっていません。

インフォームド・チョイスのほうは
「同意」でなく「選択」であり、
もっぱら患者さんの自己決定権に基づくものです。

むろん、医療者側は、患者さんが選択できるよう、
正しい情報を提供しなければなりません。

アメリカで10年以上前、患者の選択と自己決定権に関連して
医師が訴えられるという事件がありました。

40代の女性が、「子宮がん検診についてきっちりと
情報を与えられなかったため、
検診による早期発見の機会を失った」として、
医師を訴えたのです。

このような訴訟をきっかけにして、
アメリカでは1990年に患者の自己決定権法が成立しました。

自己決定権が法律で擁護されたことは、
インフォームド・コンセントから
インフォームド・チョイスへの時代の幕開けを意味しています。

これからの時代はがんに限らず、
医療は予防にシフトしていきます。

そうなれば患者さんのより主体的な判断と選択がますます重要になり、
医療者が情報を提供した上で患者の自己決定に
委ねるという流れは必然といえます。

医師(医療機関)と患者さんの間にかわされる書類も同意書ではなく、
リクエスト・フォーム、すなわち要求書、
注文書といった形になるでしょう。


日本では、医師が提示した治療方針に対して、
患者さんが「少し考えさせて」というだけで、
不機嫌になったり、「知りませんよ」と脅してくる医師も多いので
まだまだこのレベルには至りません。

しかし、こういった医師の態度は「常識」ではなく、
古い慣習でしかありません。

患者さんが迷い、判断を決めかねるときは、
医師はさらなる情報を説明して、
納得のできる意思決定をサポートしなければなりません。


今はもう、そういう時代です。


患者さんとしては、次のよな確認事項を用意したうえで、
医師に納得いくまで説明してもらいましょう。

がん治療は命と人生を左右する、重大な選択だからです。


【患者さんとして確認すべきこと】


・どんな病気なのか。放置しておいてよいか

・自分の病気に関連して行われている処置は
 どのようなものがあるか

・問題を解決するのに、他の方法はあるか

・標準的な方法はどんなものか、
 従来この施設(病院)ではどんな方法が用いられていたか

・勧められた方法および他の方法の長所と短所。
 この方法がベストであるか

・この方法の危険性、副作用、後遺症

・この方法の内容と経済的、身体的負担

・この方法を受け入れなければどうなるか

・説明されたことを、身内や友人に自分の言葉で伝えられるか

・自分の疑問にすべて答えてもらったか

・この方法で自分の得られる利益は、
 可能性のあるリスクを上回ると思うか


などです。

生活習慣の改善で、がんが縮小した山下さん(仮名)のお話


生活習慣の改善で、がんが縮小した山下さん(仮名)のお話

多くの患者さんをサポートするなかで、
私には一日に何通ものメールが届きます。

1通、1通、丁寧に返信することが
私の大切な仕事ですし、
人生を左右する回答をしていることを
日々痛感しながら過ごしています。

「大変ですね」と言われることが多いですが、(笑)
その中でも、大きな喜びを感じることもあります。

それは、患者さんから「良くなったよ!」と
報告をいただくときです。

今、がんばって日々を過ごしている方々への
励みになればと思い、今日はある方の報告を紹介させていただきます。


その患者さんは、山下さん(仮名)49歳。男性の方です。

昨年の末に、胃がんと診断されました。

検査の結果、「胃の中央部に3.2cmの大きさで、
進行性のかなり悪性度の高いがん、他への転移はない」
ということが分かりました。

手術を受けるかどうか、何通かメールのやりとりをし、
「切ったうえで再発や転移を防ぐ取り組みをしましょう」
という結論に達し、ご本人も納得され、手術を受けられました。


そして、手術を終えた山下さんから、
次のメールが届きました。
 

【山下さんからの報告メール(ここから。原文そのまま)】


2011年12月13日に手術が無事終わり、
8日後に退院、術後の経過も良く日一日と回復を感じています。

さて、今日は、無事に手術が終わった報告もあるのですが、
少しびっくりするようなニュースがあります。

手術の前日12月12日に、癌細胞を開腹したときに
見失わないように内視鏡で目印をつけます。

そのときに、ほぼ1ヶ月前の検査のときより、
担当医から「癌が小さくなっていますね」と言われました。

この1ヶ月間、ユウジさんのレポートにあるように、
1日1リットルの無農薬野菜の青汁
(Amazonでヒューロンの39000円のジューサーを買いました。)、
500gのフルーツ、玄米菜食、断酒、断コーヒー、紅茶、
一日40分のジョギング、
イメトレ(光の玉が胃の中をきれいにして癌が消えていくイメージ)
ヨガ呼吸一日3セット、食べ物をドロドロになるまでしっかり噛んで、
ゆっくり味をあじわう、健康をイメージさせるアファーメーションなどなど、、、

といろいろ行った成果です!

何が効いているのか、いろいろやりすぎて分かりませんが、
これで再発防止への自信がつきました。

今は、消化に良いものを選んで食べているので、
まだその時の1ヶ月の食事に戻せていませんが、
今後じっくり取り組んでいきます。

切り取った胃の病理検査の結果も他への転移は全く無く、
表層だけのステージ1aでした。

胃は無くなって不便なことはいろいろありますが、
身体に良いものと悪いものがはっきりわかります。

悪いものを食べると、とたんにダンピング症状がでて、
トイレへ直行です。今はまだ良いもの悪いものの見極めの最中ですが、
これから逆により健康になれそうな気がしています。

いろいろサポートありがとうございました。


【山下さんのメール、ここまで】


山下さんは、手術を受ける前から、
食事の改善に取り組まれ、水素水の浄水器、
私が推奨したサプリも購入、無農薬野菜も注文されていました。

私のレポートに書いてあることも、
そうでないこともありますが(笑。でも、大切だと感じたことはやることが大切です)、
とにかく真剣に「自然治癒力の向上」に努められてきました。

その成果は、必ず結果になって現れると思っていましたし、
そうなって本当によかったと思います。


胃を無くしたダメージは、
ご本人にとっては、ものすごく大きな負担です。

しかし、胃がないということは、
そのまま食べ物の影響が腸に及ぶということです。

良いものを入れれば、腸はそのとおりに元気になり、
悪いものを入れれば、通常よりもダメ―ジを受けます。

「体に入れるものが健康に直結する」ということを、
今まで以上に強く感じていらっしゃると思います。


人間の体は、「管」で出来ています。

口はその入り口。

何を入れるかで、体の中のあらゆる管(血管や腸などを含む)の
健康状態が決まってきます。

管の表面にある粘膜からがんは生み出され、
粘膜が健やかになると、正常な細胞が強くなります。

このシンプルな「原因と結果」を意識することが
がんを治すために最も大切なことです。


日々の取り組み、いや、一食の取り組みが
身体を作っていきます。

山下さんの回復を心から祈るとともに、
このサイトを訪れる「がんを治す生き方」の読者さん全ての方、
家族の方の健康を祈っています。

「がんと共に生きる」とは?


「がんと共に生きる」とは?

これまで、何冊もの「がんの闘病記」や
闘病に関するエッセイなどを読んできました。

その中で、どうしてもひっかかるキーワードがあります。

それは・・・「がんと共に生きる」ということ。


確かに、体の中のがん細胞をゼロにすることはできませんし、
ゼロになったかどうかを確かめる術もありません。

ですから、全てのがん細胞を消滅させようとする努力は
正しい努力とはいえません。

そういう意味では、誰もが、がん細胞を身体の中に
抱えたまま生きることになります。

つまり、結果的には「がんと共に生きている」のです。

そう、あくまで「結果」です。

しかし、「がんと共に生きる」ことを
目的にすることにメリットはないと考えています。

なぜかというと、「がんと共に生きる」という言葉には
「がんに対する諦め」のニュアンスを感じるからです。

「一生、治せないから、死ぬまでがん患者であることを
 受け入れなければならない」という気持ちが、
その言葉に含まれている気がするのです。

すでに全身ががんに侵され、
身動きもできない、という状態であれば、
その気持ちに達するのはしかたがないことだと思います。

ですが、たとえ余命宣告を受けていても、
まだ食事ができ、体が動くのであれば、
「がんと共に生きる」ことを目指すのは、
良い選択だとは思えないのです・・・。


がんという病気は、色んなものを気づかせてくれる病気ですが、
それでも決して、歓迎するべきものではありません。

がんになった人の仕事、笑顔、未来、希望・・・
それらの大切なものを奪おうとする「敵」です。

自分自身が「共に生きよう」と考えていても、
がんは、そんなことを1%も考えていません。

何も考えずに、好き勝手に増殖をします。

宿主が死んだら、自分も死ぬ、ということすら
理解できずに増殖を続ける「憎むべき敵」です。

1%でも、治せる可能性があるのであれば・・・
そして、「長く生きたい」と思うのであれば・・・

そんな敵と「共に生きる」ことを目的にすべきではなく、
断固として「勝つことを目指して闘う」べきなのです。

「がんを治す生き方」でもお伝えしたとおり、
勝つ=「がんの完治」=がんが増殖をしないことであり、
がん細胞をゼロにすることではありません。

がんと闘い、勝つことで、
「がんと共に生きる」という結果に繋っていくのです。


ですから、「がんと共に生きる」というのは、
あくまで結果であり、目的にするのはふさわしくありません。

目的は「がんと闘い、勝つ」ことです。


がんと人類の闘いは、すでに長い歴史になりましたし、
これからも続きます。

色んなことを、色んな表現で口にする人がいますが、
自分の中の「軸」はブラさないようにしましょう。


この記事を読んでくださったあなたが・・・
あるいはあなたの家族や大切な方が・・・

がんに勝つことを心より祈っています。

不本意の連続


不本意の連続

私は、幼少より体が弱く、
少しでも環境が変わると喘息を起こし、
小学生の頃から大人になるまで、
厳しいアトピー性皮膚炎に悩まされたりしました。

もちろん、私以上に病で苦しんだ方は
星の数ほどいらっしゃいます。

しかし、何事もなく健康に過ごしている人をみると
「なんで自分ばかり、こんな厳しい目に合うのか」
と考えていました。


ですが、ある時、こんなことを教わりました。


「人生は不本意の連続だよ」と。

「うまくいかないこと、厳しいことが前提で、
 それをどう乗り越えていくか。

 そのプロセスが人生そのものだ」と教わったのです。


それ以来、「不本意が辛い」と考えず
「これが当たり前。ここからがスタート」と
考えることができるようになりました。

それでも、問題があったときは辛いですが(笑)、
自分の身に降りかかってくるものを、
受け止められるようになりました。


このブログを読んでくださっている方は、
人生の熟練者の方が多いです。

メールのやりとりをする中で、
私が勉強させていただくことも多くあります。

「がん」という、不本意の塊のような存在にも
決着をつけて、前を向いていらっしゃる方も多いです。


でも・・・わかっていても辛い。

ふと一人になって、辛くて涙が出てしまう。

そんな一瞬もあると思うのです。

そんなとき、私はこの本を手に取って
ゆっくり読むようにしています。

逆境は天からの贈り物
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2011年は、皆さんにとっても、
世の中にとっても、
本当に色んなことがあった一年だったと思います。


その一年も、もうすぐ終わります。


どうか体をゆっくり休めて、
楽しく笑って、暖かい年末を過ごしていただければと
心より願っています。

本村ユウジ