情報はまず「量」を。


情報はまず「量」を。

私は、少しでも時間が空いたときには、
本屋さんに足を運んでいます。

そう、好きな雑誌や漫画を立ち読みに・・・

ではなくて(笑)
がん関連の書籍に目を通すためです。

「これは薦めたい!」と思う本があれば
ここでも紹介したいと思っていたのですが、
これがなかなか難しいんです。

というのも、どの本にも
何らかの「力」や「偏り」が、はたらいているからです。


分かりやすいところでいうと、例えば・・・

大学病院の外科医が書いた本は、
ほとんどが標準治療だけが、信頼できる治療である、
というスタンスで書かれています。

なぜかというと、それが外科医の仕事であり、
それで生活しているからです。

たくさんの患者さんが病院に来てくれることが望みなので
間違っても批判したり、マイナス面を強調することはありません。

逆に、免疫療法などの代替医療を行っているクリニックは
標準医療を批判します。

彼らは、患者さんが標準医療を避けたいと思ってくれることが
自分たちの利益に繋がるからです。

本でなくとも、インターネットのサイトやブログもそうです。

どんな人でも、自分が選択し、
受けている治療法がベストだと考えています。

何か問題があったとしても、「間違っていた」と言える人は稀で、
多くの人は、自らの行為を「間違っていない」と信じ込みます。

あらゆる情報には、
このように何らかの「力」「偏り」があるのです。

特に、書籍というのは、執筆に掛る負担も大きいですし、
著者にメリットがない本は存在しません。

出版社も売れないと意味がありません。

ですから、本を読んだ読者(患者さん)のことだけを
100%考えた本というのは、ほとんど存在しないのです。

必ず「出す側」の都合が入るということを
忘れてはならないのです。


こんな事情から、がん関連の本には
単なる宣伝本の類も多いですが・・・

逆に「デタラメばかりの本」というのもほとんどありません。

どんな本にも学ぶべきところや、
事実に基づいた「真実」は隠れているのです。

しかし、それだけを感じ取るというのは難しい作業ですし、
巧妙なウソは真実に近いように書かれていますので、
読む人の「洞察力や分析力」が試されるのです。

というわけで、「読む」こと自体が難しいので、
それを誰かに自信を持って紹介するというのは
とても困難なことです。

ですから、「オススメ本」というのはなかなか出てきません。
(すみません)


では、どのようにして情報を集め、
知識を得ていくかというと、
最初は「量」をこなすしかありません。

どんな良い本だと思っても、最初に出会った2~3冊の本に、
自分の運命を委ねるようなことはやめましょう・・・。

最初に手に取った本は、「自分が読みたい」と思った本であり、
情報が最初から偏っているのです。

例えば、抗がん剤を受けたくないという人は、
「抗がん剤は毒だ」みたいな本を最初に読みたくなるのです。

ですから「あまり読みたくない」と思う本も含めて、
10冊~20冊と読んでいきましょう。

最初は、情報が多いことによる混乱も起きます。

しかし、徐々に確かな知識が身に付き、
客観的に、冷静に内容を把握することが出来るようになり、
「自信を持った決断」が出来るようになります。

図書館にはがん関連の本がたくさんありますから、
何でもかんでも買う必要はありません。

「命を救うための知識」を得るコストは
それほどかからないのです。


そして、迷ったり、悩んだりしたら、
私までメールをくだされば、問題は解決・・・するはずです。(笑)


これから本格的に寒くなってきますので、
体の中から、外から温めましょう。

全ては血の流れからなので、
やはり食べるものや運動など、基礎的なことが最も大切です。