「がんを治す生き方」のバックボーン


「がんを治す生き方」のバックボーン

最近、「がんを治す生き方のバックボーンは何ですか?」
と質問されることが多いので、ここでもお伝えしようと思います。

「がんを治す生き方」の中心は、食事についてですが、
これは「ゲルソン療法などの食事療法を元に作成したもの」ではありません。

食事については、がんの研究を始める前からバックボーンがあったのです。

レポートでも少し触れていますが、
私が大人になってもアトピーや喘息に苦しんでいたところから、話は始まります。

アトピー・喘息は、「アレルギー病」だとされています。

つまり、特定のアレルゲン(ダニやホコリ)が皮膚の炎症や、
気管の炎症を引き起こす、と考えられていたのです。

それはすでに「一般常識」になっていますよね。


ところが、ある日、その考えが根っこから間違っていることを学びました。

教えてくれたのは、アトピーの患者会を主催し、
改善方法をボランティアで伝えている人の冊子でした。

アトピーや喘息は、アレルギー病ではなく、
食生活のバランス編重が原因、という驚きの内容でした。

具体的にいうと、
「タンパク質の過多」「糖質の過多」「脂質の過多」が
アトピーや喘息を引き起こす、と書かれていました。

要は、人間の排出機能には個人差があり、
排出できず溜まったものが皮膚や気管支に噴出し、
刺激したり炎症を起こしたりする人がいるということです。

つまり、栄養素の過多により、
アトピーは皮膚、喘息は気管支に影響が出る病気だということです。

栄養過多、といっても私は肥満ではなかったですし、
特に暴飲暴食をするわけでもありませんでした。

ベストなバランスとはいえませんでしたが、
植物油とタンパク質の摂取が多いくらいでした。

細かくバランスを考え、栄養の過多に注意していくことで、
どんどん病気は改善し、すっかり治すことができました。

以来、塗り薬も、飲み薬もいっさい使っていません。
見た目で、私をアトピーだと分かる人はもういません。

・・・重度のアトピーはなった人にしか分からない、
地獄のような苦しみです。

その苦しみから解放してくれたことに、
心から感謝しました。

医者の言っていることが、完全に間違っているかを痛感しましたし、
食のバランスを崩せば病気になるということを肌で理解したのです。

「なぜ、病気になるのか」という正しい知識を持つことが、
病気を治すうえで最も重要なことです。

多くのアトピー患者は、本当のことを知らず、
医者に言われるとおり、ステロイドを塗り、抗アレルギー剤を飲み、
ホコリやダニを寄せ付けないようにと間違った努力をしています。

その結果、アトピーを治すことができずに苦しみ、
中には、あまりにも酷くて自殺する人もいるのです。

私が「医者に判断や意思決定を委ねない」と
決めた原因はこの体験が元になっています。


・・・そして、このときに得た知識は、
「がん」に関しても、重要なものでした。

私は、栄養の過多が皮膚や気管に影響する人間です。

しかし、それが内蔵や別の器官に出る人もいます。

どこかに、必ず影響が出るのです。

肝臓に出たら肝硬変、腎臓なら糖尿病・・・
場合によってはがんになるということです。

自分は「皮膚で良かった」のです。

内臓が見えたなら、炎症を起こしたところで気付くことができます。

しかし、ダメージの具合は分からないので、
気が付けば腫瘍ができるまでに悪化してしまうのです。


病気の根源は食にあり。

人間にとって、最もよい食事をすることで、
完全な健康の土台をつくることができます。

その土台があれば、病気は生まれず、病気は治っていきます。

それで治らない病気もありますが、
食を原因とする病気は、食で治ります。


その考えと、私が実践してきた食事の方法が、
「がんを治す生き方」の食事のベースです。

そこに新しい栄養素である酵素の重要さなどを追加し、
「完成形」にしてから、皆さんにお伝えしているのです。

がんの研究を始めたとき、
食に関しては相当詳しくなっていましたので、
ゲルソン療法や、済陽高穂さんの食事療法など、
いわゆる「がんの食事療法」をみたときに、
「あれ?」と思うことが多々ありました。

そして実際に、それらの食事療法を進めている人から
「なんだか体調が悪い」と相談いただいくわけです。

「がんの食事療法」はがん細胞をやっつけようとしたり、
がん細胞に栄養を与えないようにしようとしたり、
がん自体をすごく意識してしまうので、ズレるのです。


実際に、偏ったものが多いです。


ですが、私が意識しているのはそこではなく、
「人間にとって、完璧なバランスの食事は何か」です。

あらゆる病気を防ぎ、
人間の命を長く保つことを目的としています。

「これががんに効く」「これががんに良い」と考えるのではなく、
「必要なものは足りているか」「摂りすぎていないか」を考えることが
何よりも大切だと思います。

日々、きちんと整えていれば、
たまに油断したときでも、体は許してくれます。(笑)